アンテナ直下にブースタが実装されているが
144MHZ、430MHZに対する対策として
470MHZ以下をカットするハイパスフィルタ
を挿入することで混変調によるインターフェアを
完全に抑えることができた。
HPFとして大進無線のDTF-UPW-FP
が非常に効果的で有効であった。
TVの受信ブースタが接続されている場合、
電源を同軸から重畳して供給していることも
関係すると思われるが信号ラインとACラインを
分離して対策することで効果的な対策ができる。
したがってブースタの電源も別にACフィルタを
設置して対策を行った。
TVアンテナの同軸の外皮から電源のグランドライン
に基本波が流れ込んでくることを想定し
ACラインフィルタでトラップすることで、効果的な結果が得られた。
(2)地上波受信を行っているテレビへのインターフェア対策
アンテナ直下に受信用ブースタがあり同軸ケーブルに電源を重畳して供給している
TVアンテナが、無線用のアンテナと同じパイプに設置されている状態。
TVケーブルの外皮からのインターフェア混入にたいする対策を実施し、完全に
対策することができた。
写真6
ACラインフィルタ
TDK製ZAC2220あるいはZAC2210を
実装。効果は2210のほうがはるかに
効果的であった(¥1000から¥2000)
ケースは¥500ぐらい
写真5
電源ラインにバイファイラ巻きで
フェライト コア
(FT114−43,61)を実装
写真5 写真6 全景
(コストは¥2500ぐらい)
写真4
CATVの引き込みケーブル
に対して 3,4回フェライトコア
を巻く。あまり巻きすぎるとTV
の映像信号の減衰が大きく
なり画質が劣化する場合が
あるので、画像の質を確認
しながらフェライトコアの
誘電率も選択する必要がある。
(フェライトコア 中型2個
¥200x2個)
写真1
ビデオからの出力信号を接続する音声・映像
ケーブルに対して大形フェライトコア1個で
下記写真の巻き方で問題なく対策できた。
FT−2000Dによる200W運用を行うにあたり、各種インターフェア対策を行った
最終的に効果が確認できた対策方法について、記述するものです。
本対策において 「電波障害その対策と実態」 CQ出版社 の書籍を参考に実施した。
写真11
2台のリグを切り替えてアンテナを共用している関係で
切り替え機後にフェライトコア2個(FT114−43,61)を
挿入し、高調波をできるだけ減衰させるために挿入
下記の写真のような形態で十分200wデ運用が可能
PCにおいては 接続されているケーブルが多く
それぞれのケーブルに、はさみ式のフェライトコア
を実装した。
ネットワークケーブルをとうして混入してくる場合も想定し
イーサーケーブルにもフェライトコアを装着
写真9、写真5の全景 コストは¥1500ぐらい
写真10 電源ACフィルタ
TOKINのGT−20807 (¥300)
TDK ZAC2210よりも効果的であった
(3)ラジカセにも電源ラインフィルタ
(4)PCに対するインターフェア対策
実装状態 少しわかりにくいがメガネコアを単純に
接続し、タイラップで固定しただけ
ケース・コネクタ・ケーブルで¥500ぐらいで作成できる
メガネコア部 コストは¥50
写真2 写真3 (同じもの)
アンテナの同軸部分に対してコモンモード
フィルタを作成。フェライトコアはFT114−43
とFT114−61で作成。ケーブルは1.5D
を使用(約1000円ぐらいのコスト)
(1)ケーブルテレビに対する対策
基本波によるテレビ本体およびビデオの対策を実施した。
CATVラインとACラインからのインターフェア対策を
中心として対策を行った。
写真8 広帯域高周波トランス
テレビの同軸ケーブルの外部導体に誘起した
基本波の対策に効果的
メガネコアに2芯線を2回巻きし、トランスを形成
することで1次側と2次側を直流的に分離する
TV画像は少し悪くはなるが、非常に効果があった
詳しくは 「電波障害その対策と実態」の32ページ
を参照
(5)リグ周りのインターフェア対策