インターフェア対策

FT−2000Dによる200W運用を行うにあたり、各種インターフェア対策を行った
最終的に効果が確認できた対策方法について、記述するものです。
本対策において  「電波障害その対策と実態」 CQ出版社 の書籍を参考に実施した。

(1)ケーブルテレビに対する対策
  基本波によるテレビ本体およびビデオの対策を実施した。CATVラインとACライン
  からのインターフェア対策を中心として対策を行った。

写真1
  ビデオからの出力信号を接続する音声・映像
  ケーブルに対して大形フェライトコア1個で
  下記写真の巻き方で問題なく対策できた。

写真2 写真3 (同じもの)
  アンテナの同軸部分に対してコモンモード
  フィルタを作成。フェライトコアはFT114−43
  とFT114−61で作成。ケーブルは1.5D
  を使用(約1000円ぐらいのコスト)

写真4
  CATVの引き込みケーブルに
  対して 3,4回フェライトコアを
  巻く。あまり巻きすぎるとTV
  の映像信号の減衰が大きくなり
  画質が劣化する場合がある
  ので、画像の質を確認しながら
  フェライトコアの誘電率も選択
  する必要がある。
 (フェライトコア 中型2個 
    ¥200x2個)

写真5 写真6 全景(コストは¥2500ぐらい)

写真5
 電源ラインにバイファイラ巻きでフェライト
 コア(FT114−43,61)を実装

  

写真6
  ACラインフィルタ
  TDK製ZAC2220あるいはZAC2210を
  実装。効果は2210のほうがはるかに
  効果的であった(¥1000から¥2000)
  ケースは¥500ぐらい

(2)地上波受信を行っているテレビへのインターフェア対策
  アンテナ直下に受信用ブースタがあり同軸ケーブルに電源を重畳して供給している
  TVアンテナが、無線用のアンテナと同じパイプに設置されている状態。
  TVケーブルの外皮からのインターフェア混入にたいする対策を実施し、完全に
  対策することができた。

写真8  広帯域高周波トランス
  テレビの同軸ケーブルの外部導体に誘起した
  基本波の対策に効果的
  メガネコアに2芯線を2回巻きし、トランスを形成
  することで1次側と2次側を直流的に分離する
  TV画像は少し悪くはなるが、非常に効果があった
  詳しくは 「電波障害その対策と実態」の32ページ
  を参照

実装状態  少しわかりにくいがメガネコアを単純に
接続し、タイラップで固定しただけ
ケース・コネクタ・ケーブルで¥500ぐらいで作成できる

メガネコア部  コストは¥50

TVの受信ブースタが接続されている場合、電源を同軸から重畳して供給していることも
関係すると思われるが信号ラインとACラインを分離して対策することで効果的な対策ができる。
したがってブースタの電源も別にACフィルタを設置して対策を行った。
TVアンテナの同軸の外皮から電源のグランドラインに基本波が流れ込んでくることを想定し
ACラインフィルタでトラップすることで、効果的な結果が得られた。

写真9、写真5の全景 コストは¥1500ぐらい

   写真10 電源ACフィルタ
  TOKINのGT−20807 (¥300)
  TDK ZAC2210よりも効果的であった

(3)ラジカセにも電源ラインフィルタ

(4)PCに対するインターフェア対策

PCにおいては 接続されているケーブルが多く
それぞれのケーブルに、はさみ式のフェライトコア
を実装した。
ネットワークケーブルをとうして混入してくる場合も想定し
イーサーケーブルにもフェライトコアを装着

(5)リグ周りのインターフェア対策

写真11
 2台のリグを切り替えてアンテナを共用している関係で
 切り替え機後にフェライトコア2個(FT114−43,61)を
 挿入し、高調波をできるだけ減衰させるために挿入

 下記の写真のような形態で十分200wデ運用が可能
 

アンテナ直下にブースタが実装されているが
144MHZ、430MHZに対する対策として
470MHZ以下をカットするハイパスフィルタ
を挿入することで混変調によるインターフェアを
完全に抑えることができた。

HPFとして大進無線のDTF-UPW-FP
が非常に効果的で有効であった。