まずは受信から
  当初は、衛星を追跡するローテータはもっていなかったので、仰角15度で144MHZ,430MHZ
  の2本のアンテナを固定で設置し、人工衛星からの電波を受信していましたが、低軌道の衛星は
  長くて15分ぐらい見えているのですが、固定アンテナの場合、2−3分ぐらいしか聞こえなかった。
  低軌道の衛星は、多くの方がTRYしているので、占有して交信することはできないので、
  コールサインとシグナルリポートと簡単な内容の交信となります。

交信のTRY
  実際に交信する前に、短く電波を出して、自分自身が出した電波が聞こえるかどうか
  UO−14のFMの人工衛星にねらいをつけて、電波を出して見ましたが、なかなかうまくいかない。
  固定アンテナのため、可能なタイミングが非常に少ない関係で、やはりローテータで、
  追跡しなければならないと考え、水平ローテータを、オークションで入手。設置後 仰角は固定では
  あるが、人工衛星の飛行経路にあわせて、追跡。仰角10度から20度の軌道の時に挑戦 
  なんと自分の発した声が、きこえるではないか!!
  
  これならば、交信成立する可能性があると思い、仰角が10度から20度の時を見計らい、相手局の
  コールサインが確認できた段階で、コールしてみたら、なんと こちらのコールサインとシグナル
  リポートを送っていただくことができた。
  こちらからもコールサインとシグナルリポートを送り、交信成立 30秒はかからなかったように
  思いますが、今までにない感動がありました。

人工衛星がいつどの時間に、どの方向から可視範囲に入ってくるのか
人工衛星の軌道計算などを行い、予想時刻、方向などを示してくれるwindowsで動作するプログラムCALSAT32を利用させていただいておりました。(検索エンジンで検索すると、すぐに見つかります)

CALSAT32の軌道計算プログラムの機能を研究し、自分でも軌道計算プログラムが作れないかと思いTYRしてみました。何とか使えるレベルかと思いますので、自作の軌道計算プログラムKSATを登録しました
 もし使っていただける方がおられましたら、ダウンロードしてみてください。



このソフトによって、方位、角度、時間などの情報から、事前にその方向にアンテナを向け待ち構えているとドップラー効果を考慮して周波数を調整する必要はありますが、時間になると音声やビーコン電波が聞こえてきます。
各衛星に対する送信周波数や受信周波数は、衛星によってことなりますので、事前に調べておく必要があります。
これらの情報は、JAMSATに情報があります。

人工衛星の軌道予想プログラムの作成(KSAT)
  CALSAT32の軌道予測や各種機能を持ったプログラムを見て、まずは同じ様な物が作れないか
  検討をして見ました。その経過については、 別のページにて説明をいたします。
  (プログラムのダウンロードも可能です)

リグの状態


RIGの詳細構成


交信した人工衛星の種類

  1. AO-40  
  2. UO-14
  3. FO-20
  4. FO-29
  5. FO-27
  6. AO-10
  7. SO-50
  8. AO-51
  9. VO-52
人工衛星による通信

地上波による音声交信 以外のことに挑戦してみようと、2000年 から、人工衛星
の知識など全くないところから始めました。